最近は、

不動産の転売を目的として

競売に参加してもなかなか

競落できない状態となっています。



転売業者の社長に聞くと、ある物件において、

「転売業者が販売する価格以上で競落された」

とおっしゃっていました。

物件を購入してリフォームしたあとに販売する価格以上、

だというのですから、

競落した人はよっぽどその物件ではならない何か

があったのかもしれませんが、それにしても

5、6年前には考えられない状況です。



また、こういった状況から

金融機関(債権者)が競売になっても

高く売却できるという考えを

持つようになってきており、

任意売却も一定の知識や人脈がないと

交渉が前に進まなくなってきています。
※知識や人脈があってもダメなものはダメですが・・・。



つまり、業界全体から「安い」と思われる

不動産が減っており

不動産価格の下支えの一因になっていると考えています。



現在の日本は「デフレ」と言われていますが

そんな「デフレ」の中でも不動産価格が下がらないのですから

どのような理由にしろ、

不動産というものの価値が上昇している

と思わざるを得ません。